
けると一段と効果的だ。 餌はサバの切り身。三枚におろして皮に五ミリ程薄く身を残して大部分の身は落とす。シャープな包丁かナイフでカットしないと切り口が滑らかに切れず仕上がりがきたなくなり、これが沈降時に余分な水圧を受けてトラブルの原因となる。餌作りは必ず“切れる”刃物ですることが大切。サイズは巾1センチ、長さ8センチ位。 タチウオの泳層は常に変動するが東京湾の釣り場では普通、底上5メートルから20メートルくらいの層に群れるケースが多い。 

服部喜郎(はっとり・よしろう)
1929年横浜生まれ。 読売ニュースディレクター在職中より、釣り・マスコミに登場。日本TV系深夜番組11PMスタートと同時に釣りコーナー担当以来21年間、国内・海外の釣りを紹介。“名人”の愛称で全国の釣り人に親しまれてきた。現在、ジャパンゲームフィッシュ協会名誉会員、沖釣り振興連盟会長、海上保安庁友の会理事。 ○シャクリ上げ、下ろした時、ラインが沈まず、止まれば魚がかかった証拠。すぐに竿を立てて確実にフッキングさせてからリーリングする。 ルアー・フィッシング
●タックル ロッドはミディアム・アクションのスピンキャスト用八フィート。中型のドラグ性能の勝れた中型スピニング・リールにPE糸2号ライン。リーダーは30ポンド3メートル。ルアーはメタルジグで60グラムから120グラムのシコイワシやサバなどのイミテーションジグを潮の速さや釣り場の深さなどに応じて使い分ける。 ルアーの場合は沈む時とジャークの双方でヒットのチャンスがある。 ?@泳層の上部までルアーを沈め ?Aジャーク&フォーリングで1〜2メートル沈め ?B泳層の下部まで沈んだら2メートルジャーク、1メートルフォーリングという具合に上層へ1メートル刻みで探っていく。 ?Cロッドをシャクリ上げ、一気に下ろすとルアーは上へ走って、止まり、一瞬後にヒラヒラと沈む。この時ヒットするケースが多い。下げたロッドティップと海面の間のラインが沈まず、たるんで海面へ浮く。すかさずロッドを「プル・アップ」
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